インターネットイニシアティブ(IIJ)から、「IIJmioプリペイドパック for BIC SIM」が発売されました。
私もIIJmioのBIC SIMを利用していますが、今回発売されたのは、そのBIC SIMのプリペイド版ということです。
IIJmioプリペイドパック for BIC SIM
従来のBIC SIMとの違い
今回発売されたのは「プリペイドパック」で、今までのBIC SIMとは少し異なります。
従来のBIC SIMは、
- 初期費用 3,150円(SIMパッケージ代金)
- 月額使用料 945円
- 500MB/月まで高速通信可能(前月分の余りは繰越可能)
という形でした。
今回のプリペイドパックは、
- 初期費用 3,980円(SIMパッケージ代金+500MB高速通信)
- 500MB使い切ると通信不可(月額プランで使用継続はできる)
- 500MBは、開通してから90日間利用できる
というものです。
どういった利用に適しているのか
このプリペイドパックが、どんな人に向いているのか考えてみました。
一時的に利用したい人
通常のプリペイドSIMと同様、一定期間だけ通信したいという人にとっては便利なSIMだと思います。
パッケージ料金は安くはないですが、500MBの制限があるとはいえ、最長90日間は利用できるわけです。
IIJmioのサービスを試してみたい人
BIC SIMを使っている私からすると、IIJmioの通信品質は良いと思います。
高速通信から低速通信に切り替えても、Webブラウジング程度であれば快適に利用できます。
初めてIIJmioを使う人や、現在他社を利用していて乗り換えを考えている人にとっては、実際に使ってみることができるのはメリットだと思います。
しかも、500MB(最長90日間)利用した上で、そのまま使い続けたいと思えば、月額プランで継続して利用できるというのも大きなメリットかと思います。
こういう人には適さないかも
現在、BIC SIMを利用している人
私のように、現在BIC SIMを利用しているという人にとってはメリットを感じないのではないでしょうか。
すでに初期費用3,150円を払って使い続けているわけで、あらためて3,980円のプリペイドパックを買うメリットはないと思います。
SMS付きのSIMが利用したい人
プリペイドパックは、現時点ではSMS付きのものは用意されていないようです。
そのうちSMS付きのものも販売されるかもしれませんが、今の時点ではSMS付きのSIMを利用したい人の希望には適わないと思います。
SIMフリーのiPhoneでLTE通信をするには、SMS付きのSIMが必要という情報もありますので、そういった人には向かないかもしれません。(現時点では)
まとめ
今回発売された「IIJmioプリペイドパック for BIC SIM」は、プリペイド式のSIMを利用したい人や、IIJmioのサービスを試してみたいという人には、とてもメリットのある製品だと思います。
その反面、すでにBIC SIMを利用している人や、SMS付きのSIMを利用したいと思っている人にとっては、あまりメリットを感じない製品なのかもしれません。
しかしながら、このような新しいタイプの製品が発売されるのは、利用者側からすると「より多くの選択肢から、自分の利用シーンにあったものを選ぶことができる」という点で良いことではないでしょうか。
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